長約7cm〜10cm、褐色〜黒色。「カイ」と名付けられているが、ヒトデの仲間である。 洋、西太平洋などにも分布する。通常は砂や泥の中に棲み、夜明けや夕方などの薄暗い時間 帯に活動する。 個体により色と形に大きな差がある。よく似た種にモミジガイがあるが、モミジガイには反口側 の棘がない。見かけからは想像しにくいが、水中での移動速度はかなり速く、先端に吸盤を持 たない管足で砂を蹴るようにして歩く。体内にはフグ毒と同じテトロドトキシンを含有しており、 食すると中毒を起こすため要注意。また表皮にヒトデヤドリニナが寄生することが多い。
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